最近凄く感じるのだが、やはり自分の「メインデッキ」は持っていた方が良いと思う。
当然だが、ここでいうメインデッキとはデッキのメインボードの話ではない。自分が主に使うもので、特に、崩すことなく長く使い続ける意図で所持するデッキのことを指す。
複数のデッキを所持するにしても、メインがこれと決まっているかどうかにより大きな違いがあると思っている。

1.練習
フリーにしても、地方の大会にしても、メインデッキを崩さずに維持しているだけで練習は常に積み重ねられる。
短期間に集中した練習も大事ではあるが、長期間に渡り継続的に積み重ねられた練習量は確実に力になる。
ローテーションの無いレガシーではそれが特に重要で、「長期間」が数ヶ月ではなく数年となれば使いはじめたばかりのプレイヤーとの経験の差は大きい。
相手のデッキを見た瞬間にゲームプランからサイドボードまで想定していた範囲におさめることができるなんて、長期間使い込んだデッキでなければできない。
複数のデッキを使いこなして環境理解を深めることも悪くないが、1つのデッキに集中し、そのデッキ視点で環境を把握することは勝つための近道の一つだと思う。

2.意識
当然ながら、メインデッキは好きなデッキを選択する。
レガシーはShow&Tellやデルバー系デッキがトップメタとして君臨するが、それ以外のデッキも常に生き続けている。
好きなデッキでも十分に勝てる世界。好きなデッキで勝つことが最も正当化された環境。
好きなデッキで勝つことはMTGの重大な楽しみの一つで、プレイする喜びとなり、上手くなるための原動力になる。
メインデッキを決めることは、スキル向上へのモチベーションとなり、MTGをより好きになる糧になる。

3.資産
繰り返しだが、ローテーションが無いレガシーでは基本的にデッキの解体という危機に会うことはほとんどない。
メインデッキを決めると、そのデッキ以外の資産は遊休資産となる。
メインデッキ以外の資産をトレード等により運用することで更に資産を増やすこともできるし、それらで他のデッキを組むこともできる。
固定したデッキを所持していないと、資産の運用があやふやになり、半端になってしまう。メインデッキがあると、活用する資産と遊休資産を分けることができるため、運用の方針管理が容易になる。

4.使用
〜使いと呼ばれるようになる。
なんかうれしい。

5.情報
使い手同志による情報の共有もまた大きな力となる。
既存のコミュニティに縛られず、ネットワークを拡げていくことには価値があるが、それが同じ価値観を共有できる相手であればさらにその価値は押し上げられる。
同じデッキを使っているが、プレイングやデッキ構築には必ず違いがある。それらの情報を受・発信することで新たなる刺激となり、更にデッキへの理解を深めることができ、追究する楽しみを思い出す。


顔メタされる(俺の顔見てからWill×2キープ)とか、メタ的に厳しくなる(死儀礼後のリアニメイト)ことはあるが、それを乗り越えてこそ楽しくなる。
是非メインデッキを持ってレガシー大会に乗り込もう!

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