BM1
http://www.bigmagic.net/news/0044.html

BM2
http://www.bigmagic.net/news/0088.html

SCG
http://www.starcitygames.com/article/27693_Counterfeit-Cards.html

最近話題の偽造カードの話

書こう書こうと思いながら気付いたら1週間以上(笑)


正直、怖いね
古い記事に出てくるレベルの偽造カードなら経験や比較により手元にあれば見抜く自信はある(単体の写真では無理)
1つ目の記事でも紹介されているが、カードの質や色合いが違えば気になって光の透過やカードの側面を調べるし、調べれば気付ける
しかし、直近の記事に載せられた偽造カードでは、まず気付けないうえに、気付いても確認の術に乏しい
このレベルの偽造だと本物と勘違いして使っている人がいてもおかしくないし、仮に使っていたとして指摘できる人もいないだろう
(ん?でもこれゲーム中に気付いた時に裁定はどうなるんだろう・・・?善意の使用者に対して本物を買ってこいとも言いにくいよね・・・)
確かに最近のカードの高騰は酷い
モダン〜レガシーのカードは価格の上昇が止まらない
デュアルランドは二年で二倍近く値上がりし、ONSフェッチは二年前の同色デュアルランドと同程度に迫る勢いだ
これだけ値上がりすれば偽造も出回るというものだ
通貨を偽造するより簡単で価値があるのだから、換金の難しさがあっても偽造は十分に利益のあがる商売(犯罪)だろう

MTGでは通貨の様に既に流通しているものを回収してより偽造の難しい新しいものを一般化することができない
スタンダードではM15からそうであるように、新たな技術を使用し、偽造防止措置を講じていく事で概ね対策できるだろう
しかし、モダン以下、特に再録禁止のあるレガシー以下の環境ではそうはいかない
既に流通しているカードだけで供給がなされていて、新たに製造されることがない
新たな供給が無い一方で需要は無くならない
経済の正常な動きとしてカードは高騰するし、新しいカードに入れ代わらないため偽造防止の措置を講じることめできない

ではどうすれば偽造を減らせるか

まず、思いつくのはカードの価値を落とすことで、手法は大きく分けて二つ
1.再録禁止等を無視して単純に同じカードを刷る
2.高いカードよりもさらに強いカードを刷る

1は難しいだろう
反発が大きすぎるし、ある程度以上資産がある人・店にとっては損害も大きすぎる
2も簡単ではないし、個人的にはあまりやってほしくない
デュアルランドの上位互換を作ればデュアルランドの需要が下がり、価格も多少落ちるだろう
しかし、それはエターナルの楽しさを半減させてしまう
昔のカードが好きでエターナル環境に身を置く人も少なくない筈で、自分もその一人である
その立場からすれば、レガシーをしているのに使われているカードは新枠だけ、なんて状況は面白くないし、そんな状態でレガシーを続けているか甚だ疑問である
単純な上位互換の話だけではなく、古いカードへの強すぎるアンチカードを刷りつづけるのもこれと同義だろう
もちろん、この手法でもカードの価値が下がるため、反発は避けられないが、再録のようにあからさまな方法ではないため、より現実的かもしれない
但、これによる対策は、生物インフレによって現レガシー環境から旧枠生物がほぼ淘汰されているように、緩やかなインフレから始めていく必要があり、対策を開始し、市場に影響を与えて結果に結び付くまでに相当の時間を要するであろう

はっきり言って、自分の中では偽造防止させないという対策は困難であると考えている
つまり、WotCは偽造カードに関するエターナルプレイヤーへのケアは何もできない筈だと

だから自分は偽物を見抜く力を身につけたいと考えている
特別に何かをするわけではないが、購入やトレードにおいては慎重に見極め、高額なものについては可能な限り信頼のおける販売店で購入する
皆がそうして偽造カードに騙されなくなれば、作る側も換金がさらに困難となり、偽造も旨味が無くなる
自己防衛こそ最大の攻撃であると心に留めて、MTGライフを楽しみたい

コメント

nophoto
名無し
2014年1月23日21:15

>皆がそうして偽造カードに騙されなくなれば、作る側も換金がさらに困難となり、偽造も旨味が無くなる

という仮定は少し無理がある気がする。
現実的には何万人もいるMTGプレイヤーで
それぞれMTGに対するコミットメントの度合いが違うので
全員に高い鑑定知識を要求することは不可能。

また、そのうち専門家でも本当に見分けがつかないレベルの
偽造品が出てくる可能性も捨てきれないし・・・

しょ〜た(ん)
2014年1月23日21:28

まぁそこは期待と、買う側の心持ちのレベルですわ
本当にそれで偽造がなくなるとは思っていませんw
少しでも偽造カードの流通を減らそうという提言として見てもらえると嬉しいです

nophoto
名無し
2014年1月23日22:30

少しでも偽造カードを減らそうという提言もいいけど

しょ〜たんさんは考察力があるので、あえて本音を聞きたい所でもある。

冷静に考えれば、遅かれ早かれはあるにしても
いずれMTGのカード資産価値は偽造カードによって大幅に暴落するのは
避けられない。

避ける術が無いよね。原理的に。

しょ〜た(ん)
2014年1月23日23:05

まあ概ねそのとおりですよね
偽造カードが氾濫してしまえば、資産価値が下落する前にMTGというゲームが崩壊するでしょうけど
しかし、偽造はあくまで偽造であり、鑑定に出せば本物かどうかの区別は付きます
骨董品に価値があるように、使用目的による価値が下落したとしても、収集目的による価値までは下がらないと自分は考えています
α・βのカード等の希少性のあるカードについては仮に再録や相対的な弱体化により使われなくなってもそれ程値段は下がらないでしょう
偽造だけでなく、単純なカードの高騰だけでも、プレイヤーの減少等によりMTGの市場が崩壊する可能性はありますが、それでも値段が下がらないカードもあるというのが自分の推測です
今では全く使われることのないJuzam Djinなんかがそのわかりやすい例かと

なんにせよ偽造は無くならないし、これから精度も高まっていくでしょう
偽造がスタンダードのカードにまで及んでいることに鑑みれば、多少の価値の下落では止まらないと思われます
その中で使う側、買う側にできる事は、偽造を見極めたり、信頼できる相手からカードを購入し、偽造カードの流通に少しでも歯止めをかけることくらいでしょう

ま、そんな感じで考えてます

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