強いデッキ

2012年4月4日 MTG考察コメント (2)

SMRで浦田･市川氏が使っているウェルダーMUDは本当に｢強い｣と思う
以前、浜松で戦ったMUDとはわけが違う
対処すべきカードが多く、さらに普通の対処法では対処出来ない場合も少なくない
無限コンボ、瞬殺ファッティ、爆発的マナ加速手段、リアニメイト等
瞬殺コンボデッキでも使わなきゃ勝てない
それでもANTでは磁石のゴーレムが痛かったり、三球･月･針を先出しされると負け確だったりする
リアニやショーテルは良いが、相手にもファッティが居る為、気をつけないと返しで負ける
そんな中でハイタイドはかなり良い対抗策だろう
かと言ってハイタイドが最強という話ではない
ハイタイドもハイタイドで弱さがある
カウンター、チャント、ガドック、エーテル等々

で、どんなデッキが｢強い｣か
当然、メタを読み切って、緑単しかいない環境にメインからペリッシュがん積みすれば勝てる
しかし、｢勝てる｣というだけで｢強い｣わけではない
本当に｢強い｣デッキとは、デッキ全体がシナジーを構成し、それが相手に協力なディスシナジーとなり、かつ通常の手段ではそのシナジーを破壊出来ないデッキ

ウェルダーMUDはまさにその最たるもの
月･ゴーレム･ウェルダー･鍛冶場主＋大量のアーティファクトというシナジー
特殊地形対策、相手の行動制限、瞬殺コンボ、無限コンボなど複数の勝ち手段が搭載されている
通常の手段(打ち消し＆除去)では、対処しなければならないものが多過ぎて対処できない
また、勝ち手段が多角的であるためにアーティファクト全てリムーブするのでもない限り複数の対処法が必要となる
ハーキルの召還術は良いが、他のデッキに効かないため無駄が多くなる
無のロッド(石のような静寂)は自分にも被害がある場合が多いため採用には消極的
いや、MUD相手には石鍛冶関連を全て抜く選択肢もあるか？

と、まぁ対処しにくく、非常に強いデッキだ

他にこれに近いデッキとしてはスニークショウが思い付く
スニーク、ショーテル、デッキに因ってはマナ加速から通常召喚
出てくるものは触る事さえ能わない巨大生物
ただ、相手にディスシナジーを与えるわけではない(寧ろ相手にメリットを与えるも自分はその上を通過しようとするデッキ)為、相手にどっしりと構えられると負けが見える

また、赤単バーンも強い
レガシーにおいて石鍛冶＋バターというシナジー以外でライフを回復するという行為は非常に弱い(また、この事実が変化する可能性は低い)
その為、単色にして相手の妨害による被害を最小限に抑え、純粋にライフを削りきる事に特化した構成は強い
これも致命的な対策手段(白力線、ライフゲイン等)が少なくはないが、汎用性が低い為に採用されない場合が多い

親和エルフ･･･ま、まぁ･･･良いんじゃないかな？

つまり、、

｢勝てる｣デッキとは･･･
今、そのデッキを使って大会に出ればそれなりの成績を残すデッキ

｢強い｣デッキとは･･･
劇的にメタが変化してメタの中心に入らない限りある程度の成績を残し続けるデッキ

こういった｢勝てる｣ではなく｢強い｣デッキを、もちろん黒を入れて、自分で作ってみたい

･･･POXは･･･｢勝てる｣デッキじゃないかな？
白(ソープロ･未練)か緑(ローム＋能力土地)に触って対応力を上げれば強いデッキになり得るか？？