今日の二件の日記はどちらもSCGの記事訳の転載。
けふから月曜日まで北海道に旅立つため、これに関するコメントは月曜日以降に日記にすると思います。
旅の途中で時間あったら書くかもだけど~

↓より転載
http://77832.diarynote.jp/201202161000238347/

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1/22にWashington D.C.で開催された、SCGレガシーオープンで4位になったLoam Poxの解説記事。

Rise Of Aintrazi – Poxing DC
By Ali Aintrazi
01/27/2012
http://www.starcitygames.com/magic/legacy/23504_Rise_Of_Aintrazi_Poxing_DC.html


Charlotteで開催されたインビテーショナルでReid Duke非常に良い結果を出したと聞いて、興味はそそられたけど特にそのデッキをどうこうしようって思ったわけじゃないんだ。Loam Poxデッキに取り掛かったのは、Adam Prosakと話した後だ。
このデッキはゲームのあらゆる段階で機能するけど、それは理論上の話。DCでのレガシーオープンまでに実際にデッキを試すことができなかった。おかげで、いくつかのマッチを終えた後ですぐに、入れるべきカードを間違えていたことに気付いた。
とりあえず、デッキリストを見てみようか。

Loam Pox
Maindeck
1 Nether Spirit
1 Vampire Hexmage
1 Darkblast
4 Entomb
2 Innocent Blood
1 Raven’s Crime
4 Thoughtseize
4 Hymn to Tourach
4 Smallpox
3 Life from the Loam
4 Liliana of the Veil

4 Verdant Catacomb
1 Marsh Flats
3 Swamp
3 Bayou
1 Bojuka Bog
1 Cabal Pit
4 Urborg, Tomb of Yawgmoth
3 Mishra’s Factory
4 Wasteland
1 Volrath’s Stronghold
1 Maze of Ith
1 The Tabernacle at Pendrell Vale
1 Dark Depths

Sideboard
1 Coffin Purge
3 Extirpate
2 Krosan Grip
2 Spinning Darkness
2 Duress
1 Innocent Blood
1 Maelstrom Pulse
3 Pernicious Deed

爆発力のあるデッキで、一日中楽しめたよ。3枚のCursed Scrollはデッキから抜かなきゃいけなかったね。このカードは、初手にあるとそれだけでマリガンだし、引いた時も90%ぐらいで無意味な場面が多いしね。それに、このデッキのエンジンであるLife from the Loamと何のシナジーも形成しない。
大会直前に加えたちょっとしたコンボは、Volrath’s StrongholdとVampire HexmageとDark Depthsだ。そもそもは、相手のプレインズウォーカーに対処するカードが欲しくてHexmageとStrongholdを入れてみたんだ。この2枚が入ってるのに、Dark Depthsを入れない理由が無いよね?って訳で入れたんだけど、これが間違いだった。

HexmageはNether Spiritの邪魔だったし、Marit Lageを登場させても即座にPathかPlowsharesされた。Hexmageがプレインズォーカーを処理したことなんて1度たりともも無かったなんて、言うまでも無いけど。
1度だけ役に立ったこともあって、こっちは毎回このコンボをサイドアウトしてたんだけど、相手が2ゲーム目と3ゲーム目に除去ハンドをキープしてくれたんだ。
Lilianaは、厄介な場面でとても役に立ってくれた。自分のCursed Scrollを捨てたり、Dark Depthsを捨てたり、Hexmageを捨てたり。彼女はとても素晴らしくて、特にLoamと合わせた時は最高だったね。

さて、何を外して代わりに何を入れるか。



どんなオプションが採用できるのか、検討しようじゃないか。

Dari Ritual:
1ターン目にLilianaをプレイできるのは凄く良いね。でも他の場面は要らないかな。特に、既にLoamにアクセスしてた場合なんかはね。

Sinkhole:
このカードは良いね。でもゲーム後半では引きたくないカードだ。大抵は、LoamでWastelandを繰り返し使えるようになってる。
このカードは、基本土地を2・3枚しか入れてない相手を締め上げるには良いんだけど、それ以外はWastelandの方が優れてる。それに、相手がAether Vialを使ってたらこのカードをデッキに入れた自分を殴りたくなるしね。

Inquisition of Kozirek:
このカードはレガシーでは素晴らしいカードだね。Jace、Elspeth、これらより少ないけどForce of Will、この3枚以外のカードは全て叩き落せる。ライフを支払うのは嫌だから、Inquisitionをデッキに加えるんじゃなくて、Thoughtseizeを全部Inquisitionと入れ替えるよ。

Pernicious Deed:
素晴らしい汎用カードだ。一番処理したいプレインズウォーカーに影響しないことを除けばね。それでも75枚には入れておきたいけど、当面はサイドボードにしておくね。

Maelstrom Pulse:
このカードは、対処する必要のあるカードを全て処理できる。メインデッキに2枚入れたいね。

Pithing Needle:
Pulseと同じような目的で使えるね。相手がプレインズウォーカーを複数枚抱えてたとしても止められる。でもNeedleだとTarmogoyfやKnight of the ReliquaryやBatterskullなんかのカードを処理できないから、自分ならメインデッキにはPulseを推すね。それでもNeedleを2・3枚サイドボードに入れることはできると思う。

Perish:
TarmogoyfとKnightを処理するのに良いカード。こういった迷惑なクリーチャー達を処理するために、サイドボードに2枚入れたい。

Garruk Relentless:
緑マナが1つで済むので、このデッキに入れられる唯一のGarruk。これ1枚でJaceは処理できるけど、Elspethが相手だとこっちが先に出てないといけない。一度裏返せたなら、殺人マシーンになるね。

Tombstalker:
安定したフィニッシャーになるし、Tarmogoyfのサイズを縮められるのも良いね。でも、Loamを発掘するこのデッキではNether Spiritの邪魔になるから、入れたくない。

Worm Harvest:
デッキの理論的な話をしていた時にAdam Prosakはこのカードを絶賛し、メインデッキに1枚入れていた。でもメインデッキからサイドボードに移し、最終的にはサイドボードからも抜けた。
2ラウンド目を終えた後で、厄介なプレインズウォーカー全てに対処できてクリーチャーデッキ相手にもチャンプブロッカーを用意できるこのカードは、Entombのターゲットとして絶対に欲しいカードだってことが理解できた。
コントロールデッキ相手に別のエンジンとして機能するので、サイドボードに1枚入れるね。

Barren Moor:
これも、メインデッキに少なくとも1枚か2枚入れておく必要のあったカード。Loamをもっと良いカードにしてくれる。
議論の段階で候補に挙がったんだけど、Loamだけで十分なカードアドバンテージを得られると言う理由で不採用にしてしまった。Loamはイカレたカードで、特に墓地にRaven’s Crimeがあればなおさらだ。でもこの2枚でお互いが消耗している時だって、Barren Moorは邪魔にならないよね。
SurgicalからLoamを守れるのは言うまでも無いよね。

Karakas:
Reanimator相手に役に立つから、サイドボードに1枚入れたい。Innocent Blood、Smallpox、Lilianaがあるから被覆については心配しなくて良い。でも、Jin GitaxiasはKarakasで締め出しておかないと大変なことになる。



じゃあ、たくさんのカードに触れたところで新しいリストを挙げよう。

Mono-Corn Beatdown
Maindeck
1 Nether Spirit
1 Darkblast
4 Entomb
3 Innocent Blood
4 Inquisition of Kozirek
1 Raven’s Crime
4 Hymn to Tourach
4 Smallpox
3 Life from the Loam
2 Maelstrom Pulse
4 Liliana of the Veil
1 Garruk Relentless

4 Verdant Catacombs
1 Marsh Flats
4 Bayou
2 Swamp
2 Barren Moor
1 Cabal Pit
1 Bojuka Bog
4 Urborg, Tomb of Yawgmoth
3 Mishra’s Factory
4 Wasteland
1 Maze of Ith
1 The Tabernacle at Pendrell Vale

Sideboard
3 Extirpate
1 Krosan Grip
3 Duress
1 Innocent Blood
2 Perish
1 Worm Harvest
3 Pernicious Deed
1 Karakas

最初のリストよりだいぶ良くなったね。Garrukをもう少し増やしたいけど、それだけの価値があるか確信できない。これ以上デッキをいじる前にテストする必要があるだろうね。
このリストについて少し議論してみよう。気付いてるだろうけど、このデッキはEntombパッケージを採用してる。元々は1枚のLoamから始まったんだけど、常にLoamをEntombしたいわけじゃない。Loamは引きたいし、だからメインデッキのLoamを3枚に増やした。



Entombで何をサーチするか?

簡単な選択に見えるかもしれないけど、そうじゃないんだ。Entombをとりあえずキャストしてライブラリーをサーチしながら何を落とそうか考えるんじゃなくて、何をEntombする必要があるのかをあらかじめ決めておかなきゃいけない。自分のデッキを知り、自分のデッキに何が必要なのかを知っておくことで、より上手くできるだろうね。
自分だったら、コンボデッキが相手なら相手を黙らせるために常にRaven’s Crimeを持ってくる。もしもよりアグレッシブにいきたくて、ゲームを既にコントロールできているなら、さらにプレッシャーをかけるためにNeterh Spiritを持ってくることもできる。でも、自分ならそうはしないね。自分は、「絶対に負けない」状況を作り上げるのが好きだからね。
だから、StormデッキかHive Mindデッキと対戦している場合に、相手が2枚の手札を持っているなら、その2枚を捨てさせるようにする。「勝つ」ためではなく「負けない」ためのプレイをする。まあ、これが常に正しいわけじゃないけどね。

墓地か手札にLoamがある場合、土地の選択肢が増えるね。
相手がクリーチャーを大量に展開するデッキだったら?Tabernacleを持ってくる。クリーチャーが1体なら、Maze of Ith。White Weenieのようなデッキなら、Cabal Pitを持ってきて順に処理していく。
Knight of the Reliquaryがタップ常態か場に出たばかりなら、Bojuka Bogと併せてCabal Pitで処理できるというのは知っておいた方が良いね。もう1つBojukaについて頭に留めておくと良いのは、Bojukaを再利用したければ自分のWastelandで破壊してLoamで回収できるってことだね。Dredge相手のテクニックとしては、Mishraを起動してWastelandで割れば相手のBridge from Belowを全て吹き飛ばせる。

自分は、Mangara of CorondorやAffinityデッキ相手や、Bant相手に自分が先手でNoble HierarchやDryad Arborを処理したい場合はDarkblastをサーチする。
Darkblastは史上最高のカードじゃないけど、そう言われてもいくらかの説得力はあるよね。ここ最近で一番はっきり言い切れないカードだね。



次は、いくつかのマッチアップについて見てみよう。最近最も多くプレイされているデッキについて挙げてみるよ。

Storm Combo
アウト
3 Innocent Blood
1 Darkblast
2 Maelstrom Pulse
1 Maze of Ith
イン
3 Duress
2 Pernicious Deed
2 Extirpate

DeedはPulseよりも優れてる。と言うのは、Storm側は手札破壊から守るためにLotus PetalやLion’s Eye Diamondを場に出さないといけないからね。出させた後で、Deedをプレイして0で起動してやれば良い。
早めにDeedを出しておけば、Infernal Tutorもストップできる。相手の手札を数えておいて、2枚になったら起動するだけで良い。相手がTutorからスタートして優先権を放棄せずに全てのRitualをキャストしようとしても、どこかでRitualを解決させないとマナが足りないので、そこでDeedを起動することができる。
このマッチアップは、どっちが先手かに大きく依存する。手札破壊が来るまでマリガンするべきだね。


Bant Aggro
アウト
2 Liliana
1 Darkblast
1 Urborg
1 Raven’s Crime
2 Entomb
イン
3 Deed
1 Innocent Blood
2 Perish
1 Worm Harvest

Raven’s Crimeを抜くから、Urborgも1枚抜くことができる。自分はこのマッチアップでは、Liliana・Loamロックを決めるかWrom Harvestを繰り返しキャストできるようになるまで、できるだけ時間を稼ぐようにしている。
もしLilianaを場に出せているなら、彼女は1体だけのクリーチャーは容易に処理するため、相手はLilianaを処理する必要がある。こっちにはMaze of Ith、Nether Spirit、Garruk、必要ならFactoryも使って、Deed、Perish、Worm HarvestまでLilianaを守ることができる。


U/W Stoneforge
アウト
1 Darkblast
4 Smallpox
1 Tabernacle
イン
2 Duress
1 Worm Harvest
2 Deed
1 Krosan Grip

このマッチアップだとSmallpoxは、特に後手の時は強くないね。DeedとDuressのために2枚抜くようにしてる。
このマッチアップは、相手がプレインズウォーカーを場にとどめて置けない限りはそんなに不利じゃない。醜い争いになるけど、Worm Harvestを繰り返せるようになるか、相手のプレインズウォーカーより先にこっちのGarrukを着地させることが出来れば良い。
Deedはボードのクリーチャーを一掃できるので、FactoryやNether Spiritでプレインズウォーカーを攻撃する時の助けになる。


Reanimator
アウト
1 Darkblast
1 Tabernacle
2 Pulse
1 Cabal Pit
1 Nether Spirit
1 Smallpox
1 Garruk
イン
3 Extirpate
1 Karakas
3 Duress
1 Innocent Blood

このマッチアップはあんまり良くないね。こっちがすべきは、できるだけ早くKarakasかLilianaを場に出すこと。できなければIonaに完封される。
序盤の数ターンを生き延びられれば、Raven’s CrimeとKarakasとBojukaで徐々にロックしていくことができる。
Jin Gitaxiasは、インスタントスピードで処理することができないので苦しい。サイドボードにKarakasを入れている理由がこのクリーチャーだしね。上手くいけば、この素晴らしい土地カードを手に入れるまで手札破壊で生き延びることができる。


RUG Delver
アウト
2 Pulse
2 Liliana
1 Garruk
イン
3 Deed
1 Innocent Blood
1 Perish

Darkblastを引いてしまえば、裏返る前のDelverとSnapcaster Mageを全て処理できる。一番良いのは、相手のマナベースを攻めることだね。相手は非常に少ない土地しかないし、もしも基本土地が入っていたとしても土地を攻めてからSmallpoxすればその基本土地も処理できる。簡単なゲームだね。
こっちが先手でDelverやMongooseを処理するためのSmallpoxが通れば、一気に有利になる。このマッチアップは毎回、どっちが先手を取るかがとても重要だと感じてる。ダイスロールには勝たないとね。


Mono Red
・・・祈ろう。


とりあえず、今書けるのはこんなところ。Dark Ascensionのカードを使ってデッキを練り上げる時が来たし、上手くいけば来週にはデッキが良い感じになるかも。
それまで、楽しいPoxライフを。読んでくれてありがとう。
Ali, Heir to Blackblade
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